トランシーノは効くのか?

肝斑に効果があるトラネキサム酸内服[:聞き耳を立てる:]
今までは病院でしか処方してもらえませんでしたが、
今は「トランシーノ」という名前で一般販売され、
薬局で購入することが可能になりました[:拍手:]

しかし、効果がいまいちわからないと言って中途でやめたり、
飲んだり飲まなかったりと、いいかげんに内服する人が多い様子[:しょんぼり:]

私は「トランシーノ」が発売されると知ったとき、
病院に来る患者さんが減るかも・・・と
思ったのですが、逆に増えました。

「トランシーノを飲んでいるのですが、
シミが減っているのかどうだかわからないんです」

「トランシーノを飲んでいるのですが、
薬局で2ヶ月以上飲まないように、と言われました」

「トランシーノは肝斑にいいとのことですが、
私のこのシミが肝斑かどうかがわからないんです」

とのことです。

まず、肝斑は診断が難しいシミです。
目の下の頬骨部分にぼんやりと広がるシミと言われていますが、
鼻下に出ることもあれば、フェイスラインに出ることも。
また、こめかみから髪の生え際あたり、眉上に出ることも。
皮膚科医でも診断に悩むことがある肝斑を、一般の方に自己診断しろ、、、と言うのは難しすぎる!

次に、肝斑を内服で治療しようとすると、
最低でも一ヵ月半かかります。

そして、病院で内服治療する場合、1年以上内服を続けてもらうことが多いです。
しかし、トランシーノの注意事項欄には「2ヶ月以上は飲まないでください」と書かれてあります。
自己診断のもとトランシーノをずーっと飲み続けることはリスクがあるかもしれない、ということです。
医師の診察・指導のもとでなら、飲み続けられるわけです。

ほかに、肝斑の色自体が「薄ぼんやりとした茶色」
なので、シミが本当に薄くなってきているかどうか
自分でもとらえにくい、という点があります。

病院では特殊なシミ測定器を用いて色素値を計りますから[:見る:]
客観的にシミが薄くなっていくことがわかります。

ちなみに、トランシーノはトラネキサム酸の含有量としては
一日換算で750mgですから治療用としては十分だと思います。

「効くはず!」なのですよ。本当は[:嬉しい:]

クリニックでの肝斑治療では、皮膚科の先生により処方量は異なります。
一日500mg?1500mgの範囲でいろいろですね。
私は一日1000mgを処方しています。
そのほかにもいろんな薬剤やビタミン剤も一緒に処方します。
塗り薬も一緒に。
これが、美容皮膚科医の腕の見せ所ですね[:ハート:]

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にきびの原因4つ

にきびの原因は、皮膚に3つ、体内に1つあります[:聞き耳を立てる:]

にきびは必ず毛穴にできます。

1 皮膚にある角質
にきび肌の方は「異常角化」と言って、角質が毛穴をふさぐような性質のお肌です。
この不要な角質を取り去り、毛穴をきちんと開けてあげることが大切です。
(もちろん、必要な角質まで取り去ってはだめですよ[:ショック:])

2 皮脂腺
にきび肌では、異常角化により毛穴がふさがれているので、
皮脂はたまっていく一方なのです。

3 アクネ菌
アクネ菌の好物は「油」です。
たまりにたまった皮脂腺、大好物です。
それと、アクネ菌には「嫌気性」という性質があり、空気を嫌います。
異常角化で毛穴がふさがれていると、空気に触れない環境となり、アクネ菌大喜び![:怒り:]

4 男性ホルモン

これが体の内側にある、にきびの原因です。
女性も男性ホルモンを持っています。
特に月経前ではホルモンバランスが狂いやすく、
男性ホルモン優位となって「生理前にきび」ができるのです[:バッド:]

皮膚科で行うケミカルピーリングでは、
上記3つの「皮膚にある原因」が取り除けます。
異常角化を取り去り、皮脂を除去し、アクネ菌を殺菌できます[:拍手:]

男性ホルモンを抑制するには、低容量ピルの一種が効果的です[:OK:]

また、睡眠不足[:ムニョムニョ:]、暴飲暴食[:ビール:]、人間関係のストレス[:悲しい:]などは、
交感神経優位となり、男性ホルモンの分泌を促します。
リラックスした生活が重要なことがわかります[:OK:]

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パッティングは必要か?

「パッティング」で血行をよくする必要はあるの?[:バッド:]

じゃーん![:グッド:]

顔の血行をよくしてあげる必要はありません。
顔はそのままですでに「血行がいい」からです。[:祝:]

お風呂に入って足先がのぼせますか?
お酒を飲んで二の腕が真っ赤にほてりますか?
好きな人とすれちがってヘソが赤くなりますか?

くどいですね、すみません・・・[:工具:]

すべて「顔」がのぼせ、「顔」がほてり、「顔」が赤くなるのです。
それほど血行がいいのです。

顔と背中のほくろの切除を受けたとします。
顔の抜糸は3?4日後ですが、
背中の抜糸は7日後
です。
顔は血行がいいので傷の治りが早いため、抜糸までの期間が短くてすむのです[:聞き耳を立てる:]

パッティングするときに、
コットンで皮膚をこすることで小さな傷がつくことがありますから、
コットンパッティングは不要です[:プシュー:]

また、ミニ自己ビンタ
ちがった(笑)、
手のひらでパッティングをする必要もありません。

お肌に対するあらゆる「刺激」を
排除すれば排除するほど美肌に近づきます。


お顔の血行をよくしたければ、
しょっちゅう好きな人とすれ違う、というのはどうでしょう?
・ ・・というか、
そんなふうにすぐ顔が赤くなってしまう人は「赤ら顔」が悩みですよね、
うちのクリニックにも「赤ら顔」治療で通院されている方は多いのでした[:病院:]

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イデバエ注射の結果(画像あり)

イデバエを毎週がんばりました[:楽しい:]
計4回終了です!![:拍手:]

1回目と4回目はイデバエのみで、
2回目と3回目は脂肪溶解効果のある注射も加えましたよ?[:病院:]

脂肪溶解の成分を注射したときはかなり腫れました。[:撃沈:]
おたふく状態が5日間・・・・[:ムニョムニョ:]

最終の4回目はイデバエだけだったので、
まったく腫れずに、一箇所の内出血だけです。
イデバエだけ打ち続けるなら、ぜんぜんストレスないし、
本当に「ランチタイム・テラピー」って感じです。

現在、口角のたるみが90%減!!!
ほうれい線もピンと張っています。
フェイスラインも鋭角になりました。

さて、画像です。

まずは正面のbefore&afterをどうぞ。
before
after

そして斜めのbefore&afterをどうぞ。
before
after

私はこの後も毎月1回続けようと思います。

早速、患者さんへも紹介しますよ???[:病院:]

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ローションパックしてもOK!「真皮到達系」

「真皮到達系」・・・ビタミンC誘導体など。[:グッド:]

「ローションパック」が多少有効です!
水分でヒタヒタのコットンを貼り付けておくと、角層が水分でパンパンにふくらみます。
水分量を上げると角層のバリア機能は低下するのです。
つまり、有効成分はいつもよりも浸透しやすくなるわけです。
ですから、「真皮到達系」の成分を含んだ化粧水でローションパックすると、
ただ化粧水をつけるだけのときと比べて、浸透性はアップします[:美容室:]

そうそう、皮膚科で塗り薬をもらうとき
「お風呂上がりに塗ってください」と言われませんか?
それは、お風呂上がりが「清潔」で、「水分量が高いためバリア機能が低下していて
薬物が浸透しやすいタイミング」だからなのです!

また、皮膚科の塗り薬をよりぐっと効かせるために
ODT療法(=薬を塗った上からサランラップなどで
密閉する)を用いることがあります。
「ローションパック」もその理屈と同じなんですよ[:拍手:]

(詳細コーナー)
まず、残念なことに真皮に到達しやすいのは「オイル系成分」なのです。
「水溶性の物質」は角層を通過して真皮にまで到達するのは困難、
ということを知っておいてください。

水溶性の成分で「真皮到達系」の代表はビタミンCです。
化粧品に配合されるビタミンCにも、
いろいろな形(水溶性ビタミンC誘導体、脂溶性ビタミンC誘導体、両性ビタミンC誘導体など)があります。
水溶性のビタミンCは、実はお肌につけるだけでは真皮まで到達しにくいのです。

さて、ローションパックで水分量を上げると、
角層のバリア機能が低下して浸透していくわけですから、
有効成分だけでなく、お肌にあまり入ってほしくない成分も一緒に浸透していきます。

くれぐれも、低防腐剤、低刺激性の化粧水を使ってください。
一番いいのは、イオン導入専用のローションを使用してローションパックすることだと思います。
イオン導入(真皮到達)が目的なので、ビタミンC誘導体の濃度も濃く、
防腐剤などは控えめに作ってあります。

植物成分や、複雑な多種成分配合の化粧水をローションパックするのはおすすめできません。
植物成分は単純なビタミンCとは異なり、複合成分です。
皮膚のバリア機能を落として真皮に到達させるのですから、
あくまでもシンプルな成分にとどめておいたほうがよいと考えます。

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ローションパック無意味群その2「角層系」

今日は化粧水の成分、「角層系」について、です[:グッド:]

「角層系」とは水分をつかまえてくれるNMF(PCA、乳酸、アミノ酸、尿素など)や、
角層同士の間に存在するセラミド(ミルフィーユのパイとパイの間のクリームのような存在)など。

これらは肌のごく表面、角層に必要な成分です。
ですから「奥」へ届ける必要はありません。
ローションパックの必要はなく、
単純塗布(=ふつうにつけてあげる)でじゅうぶんです。

何度も塗り重ねる必要もありませんよ?[:OK:]

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ローションパック無意味群その1「膜モノ」

化粧水に入っている成分のうち、
今日のお話は「膜モノ」について、です[:グッド:]

「膜モノ」とは、コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンなど。
表皮の上に「膜」を張ることで「うるおい感」を与える物質です。
(決して、皮膚に入り込んだりしません!)[:工具:]

これらは「ローションパック不要」な成分たちです。

「膜モノ」は分子量が大きく、角層をすりぬけていくことができません。
乱暴に言うと、
お肌に空いている「穴」よりも、モノが大きいと考えてください[:モゴモゴ:]

「膜モノ」は奥に入り込むことはできませんから、
「肌につけてあげるだけ」でじゅうぶんです。
「浸透」を狙っているローションパックには不向きの成分と言えます。

※(以下は詳細なお勉強コーナー)
コラーゲンやヒアルロン酸が「肌の奥に届く」とか
「ぐんぐん浸透する」と誤解されていた方は多いのではないでしょうか。

私たちの皮膚の「奥(=真皮)」には
コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンが存在しますが、
それらを外から入れ込むこと、浸透させることは不可能なのです。

厚さ0.02mmの角層を拡大して見ると、
薄い「角質細胞」がミルフィーユのように何層にも重なった構造をしています(顔面では10層くらい)。

このすきまをくぐり抜けられるのは、分子量が500までの物質のみです。
ヒアルロン酸は分子量が100万程度です。
分子量が400?800程度の低分子コラーゲン配合、という化粧品もみかけますが、
いくら角層(=死んだ細胞のすきま)をくぐりぬけても、
その次にひかえる、表皮・顆粒層のタイトジャンクションを突き抜け、
さらに真皮へと到達するのは不可能でしょう。

角層とタイトジャンクションは体表面から異物が体内に侵入しないように、
かなりしっかりしたバリアを形成しています。
すきまがせまい(美しい肌の角層ほどすきまがせまい)ことで「物理的バリア」を形成し、
有効成分と言えど、体外から与えられた異物が、そのバリアを突き抜けるのは並大抵のことではないのです。

また、コラーゲンはタンパクですから、
特殊な加工(アテロコラーゲンという形にする)を施していないとアレルギーをおこす可能性もあります。

これら「膜モノ」は肌の表面に皮膜をつくり、うるおいをとどめてくれる成分、
としてとらえておいたほうがいいと考えます[:ノーノー:]

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